大村WARANAYACafe『学びの時間』での上質な時間 [学び]

 先日、東大村にあるWARANAYACafeでのセミナーに参加してきました。

 WARANAYAは大村市内から車で20分程の山の中です。

 カフェではヤギや対州馬もいて、とってものどか。建物は、元馬小屋を改造したものだとか。照明はシェードのついた白熱灯とろうそくの柔らかなあかりです。ピザを焼く薪ストーブのぱちぱちという音も聞こえ、薪のいいかおりもしてきます。

 開演前温かいコーヒーをいただきながら、アナウンサーの高月晶子さんの朗読練習を聴いて、もうじんわり素敵な言葉達が心の中にしみ込んできました。110402_2118.jpg

 講師は九州大学大学院特任教授目黒実先生。
 福島、兵庫、沖縄でチルドレンズミュージアムのプロデュース、九州・沖縄各地で街作りや地域活性化の提言と企画提案、書物の企画展のプロデュースなどなど大活躍の先生でした。

 講演タイトルは『子どもたちと絵本は、どこから来て、どこへ行くのか』
 
 目黒先生の口から溢れるように出てくるたくさんのきらめきを持った言葉達。
 河合隼雄、鶴見俊輔、三木茂夫、宮沢賢治、西周諸氏の言葉や本の題名がいっぱい語られるので、レジメもホワイトボードもない暗い空間で、聞き流すのはもったいなくて必死にメモをとりました。

 高月さんの朗読された詩人長田弘氏の『世界は一冊の本』、それによると一人一人はそれぞれ本だし、国や戦争、震災等の出来事もまた本なのですね。

 いろんな本を読み、物事や他人や自分と異なるものも読み解き、行動できるよう、今日も明日も生きる、ということでしょうか。

 WARANAYAさんは先月行った映画『アンダンテ』上映会の実行委員にもなっておられました。映画のチラシに折り込まれていたきっかけで知った今回の『学びの時間』でした。
 大変お世話になりました!
 

 

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